今回は、《5つの伝達操術》の中の一つ、
『適応力』についてお伝えしていきます。
『適応力』は、「集客」に直結する能力です。
この力を磨けば、様々な業界/層の人達とつながることができます。
『デジタル・マーケティング』であれば、
- SNS
- SEO
- 広告
等の使い方を覚えるよりも前に、『適応力』を身に付けておくと、お金/時間/労力を無駄にせずに済みます。
それでは、詳しく解説していきますね。
『適応力』とは
『適応力』を簡潔に説明しますと・・・
『適応力』:
あらゆる業界、状況、空気感/層に合わせて、臨機応変にメッセージを『適応』させる能力。様々な層に伝えることができるので、おのずと集客力も高まっていく。
というもの。
前提となるのは、ここでお伝えした『伝達力』。
『伝達力』⇒『適応力』の順番で習得することで、より効果が倍増します。
『伝達力』が無くて、『適応力』だけがあると、
【軸が無くて八方美人な人】
という印象になってしまいます。
マーク(図象)に込められた意味
繰り返しになりますが、『伝達力』のマーク(図象)が中心にあることは、コチラの記事でもお伝えしましたね。これは、『伝達力』ありきであることを表しています。
注目いただきたいのは、まわりの部分。
ここには色々な意味が込められています。
- 「渦」のように、まわりを巻き込んでいく。「自分」がブレていると、
それに応じたものを巻き込むので注意。 - 『適応力』のキモは、「水」のように柔軟になること。
自由自在に、姿形を変える。 - 「上善は水の如し」。「水」のように万物に恵みを与えながらも、
他と争わず、自らは低い位置に身を置く。
『デジタル・マーケティング』
における2種類の『適応力』
『デジタル・マーケティング』における『適応力』は、大きく分けて2種類あります。
①集客手段(場)への『適応力』
冒頭で、
- SNS
- SEO
- 広告
等の使い方を覚えるよりも前に、身に付けておくと、
お金/時間/労力を無駄にせずに済むとお伝えしました。
その『適応力』とは何なのか。
それは、『場』の空氣感を掴むことです。
- どういう層の人が、
- どういう目的で
- どんな雰囲氣で使っているのか
というのを、肌感覚として掴むということ。
例えば、
「この最新のSNSの集客力は凄い!」
と言われて、登録手順や、投稿方法を覚えたとします。
でも、明らかに10代の若者が集まる『場』で、
オジサンのような堅苦しくて説教じみた投稿をしていたらどうでしょうか。
おそらく、反応は悪いでしょうし、集客にもつながらないでしょう。
『適応力』が無く、
その『場』の空氣感を掴んでいないと、こういうことになります。
②共感する『適応力』
一旦、「自分」のエゴ(色)を捨てて、
「相手」の氣持ちに寄り添えるか
という、共感する『適応力』です。
イメージは、「カメレオン」です。
「カメレオン」って、環境に応じて「色」を『適応』させますよね。
使う「言葉」や「雰囲氣」「リズム」等を、「相手」に『適応』させること。
同じ「日本語」を使っていたとしても、
陽キャのパリピな人が使っている「言葉」と、
私のような陰キャでオタクが使っている「言葉」は違います。
ここが『適応』できていないと、
なかなか共感が生まれず、「会話」が噛み合わないのです。
『適応』できる数(バリエーション)が多ければ多いほど、色んなタイプの人とつながることができます。
①集客手段の『適応力』
②共感する『適応力』
を巧みに組み合わせると、もはや集客に困ることは無くなります。
『適応力』を高める秘訣
『適応力』を高める秘訣はたくさんあるのですが、中でも強力なものをご紹介しましょう!
一言で言いますと、
【その世界の住人になる】
です。
実は、プロのスパイの技術でもあります(笑)。
「外側」からあれこれリサーチするのではなく、
「内側」に入ってみて、すっかり馴染んでみるということ。
先ほどの、
①集客手段(場)への『適応力』
②共感する『適応力』
で言えば、実際に集客手段を使い、そこで交流すること。
「若者」のいる『場』に溶け込み、顔なじみになること。
「年配者」のいる『場』に溶け込み、顔なじみになること。
そうすることで『適応力』が高まり、
- どんな「言葉」が「相手」に響くのか
- 「相手」が何を求めているのかが
- 「相手」は何に不満があるのか
等が分かってきます。
『適応力』については以上です。
今回で、【5つの伝達操術】は修了です。
次回は【終章】ということで、これまでの総括をします。
ではまた♪