今回は、必殺技と言わんばかりの《奥義》をお伝えします。
一言で説明しますと・・・
『
です。
「自分自身」の「資質」を最大限に活かして、
まわりに「価値」を提供&創造できる領域のこと。
マーケティングを行って、お客様から選んでもらうには、なんらかの形で「一番」になる必要があります。なぜなら、人間は「一番」を選ぶ性質があるからです。
「一番」になる方法は2つ。
競争で勝ち抜いて、「一番」になるパターン。
もう一つは・・・そう、『自神領域』を作るパターンです。
誰とも比べられないので、誰とも争う必要が無い。つまり、戦う「敵」(ライバル)がそもそもいなくなる。
「敵が無い」=「無敵」です。
「争わずして勝つ」という状態になります。
必死に誰かと競争したり、無理に売り込まなくても、共感する「仲間」が自然に集まってきて、自然に売れていく。
どうでしょうか。
『自神領域』・・・作りたくなってきましたか?
それでは、具体的な解説に入っていきますね。
「自身」から『自神』。
自分を磨き、恩恵を与える存在へ
まず、『自神領域』の説明に入る前に、
前提となる考え方をお伝えしておきますね。
『自神領域』の字をよ~く見ていただくと、
「神」という文字になっています。
ここで言う「神」とは、日本古来からある「神道」が定義している、「神聖なもの/尊きもの」という意味合いになります。人間を含めたあらゆる存在に「神」が宿るというもの。
※一神教的な神(GOD)ではなく、「八百万の神」という考え方です。
「神道」は、「カムナガラの道」とも言われます。
「カムナガラ」=「神さながら」。
カムは、「神」。ナガラは「~しながら」。
つまり、
「神」のような視点で全体を観察し、
「我」を捨てて、まわりに恩恵を与える尊い存在になろう!そういう道を歩もう♪
ってこと。
『自神領域』は、この考え方を基盤として、
シゴトに活かせるように体系化しています。
『自神領域』を創るための
4つの「要素」とは
『自神領域』を構築するための、4つの「要素」をお話します。
まずは、一つ一つのピースを見ていきましょう。
①『意志』
Volition(ヴァリション)
⇒「誰」(相手)を「どこ」に導くのか/もたらすのか。
②『方法』
Method(メソッド)
⇒「どのように」「どうやって」導くのか/もたらすのか。
③『特性』
Attribute(アトリビュート)
⇒「自分」は「何」を活かせるのか。
④『外観』
Appearance(アピアランス)
⇒「どのように」魅せるのか/映すのか。
この4つです。
それぞれを軽く説明しておきますと・・・
ここで言う『意志』とは、方向性や意向。
「誰」(相手)を「どこ」に導くのか/もたらすのか。
「私はこんな夢を叶えたい!」
「こういう悩みがあるので解決したい」
というのは、「自身」の『意志』ですが、もう少し視野を広くして、
「夢を追う人の力になりたい」
「○○で悩む人を助けたい」
にすると、まわりに恩恵を与えられます。
ここで言う『方法』とは、手順/道筋等です。
「どのように」「どうやって」導くのか/もたらすのか。
先ほどの『意志』を、より具体的に落し込んだものです。
ここで言う『特性』とは、特別に備わっている性質です。
先天的な「才能」「氣質」も影響しますし、後天的に身に付けた「知識」「経験」「資格」等も関係してきます。
「誰か」になろうとするのではなく、「自分」と向き合うことで見えてくるのが、真の意味での『特性』です。
上記の『意志』『方法』に対して、
「自分」は「何」を活かせるのかを突き詰めていくと、
どの『特性』を使えばいいのかが分かってきます。
ここで言う『外観』とは、
外から見た印象や様子、雰囲氣です。
先ほどの『特性』から自然ににじみ出てくる場合もあれば、
意識的に手入れをして、整えることもできます。
概論だけサクッと説明させていただきましたが、
後ほど事例も交えて分かりやすくお伝えさせていただきます。
「要素」だけでは動かない。
○○○○○ることで、発動する?!
『自神領域』が発動するためには条件があります。
それは…「カミ合わせる」です。
4つの「要素」を、パズルのようにカミ合わせるのです。
「神」だけに、カミ(神)合わせると覚えておいて下さい。
①『意志』
⇒「誰」(相手)を「どこ」に導くのか/もたらすのか。
「自分」にしか救えない人は誰なのか等。
②『方法』
⇒「どのように」「どうやって」導くのか/もたらすのか。
「自分」がまとめた「解決方法」「商品」等。
③『特性』
⇒「自分」は「何」を活かせるのか。
「自分」が歩んできた道、克服したこと等。
④『外観』
⇒「どのように」魅せるのか/映すのか。
「自分」にしかできない魅せ方や演出等。
これらがちぐはぐでカミ合っていないと、『自神領域』は発動しません。
①カミ合わせて統一感を持たせる
②4つの要素に「自分らしさ」を注ぐ
というステップになります。
闇雲に、
- 良いことを言えばいい
- 知識をひけらかせばいい
- 個性を出したらいい
- カッコよくすればいい
わけではないということです。
では、これをWEB媒体に置き換えるとどうなるのでしょうか。
以下より詳しく解説していきます。
WEBサイト運営においても
原理は同じ
WEBサイト運営においても、基本原理は同じです。
①カミ合わせて統一感を持たせる
②4つの要素に「自分らしさ」を注ぐ
の2ステップです。
①『意志』
Volition(ヴァリション)
「誰」のためのサイトなのかを説明する部分。
トップページの上部(ヘッダー)や、「運営方針」を説明した記事で伝えることが多いです。
②『方法』
Method(メソッド)
具体的な「情報」(コンテンツ)を提供する部分。
記事を投稿して無料で伝える場合もあれば、有料の商品を案内することもあります。
③『特性』
Attribute(アトリビュート)
「運営者」の『特性』を伝える部分です。
「運営者情報」(プロフィール)で伝えることもありますし、
他の記事に織り交ぜる場合もあります。
④『外観』
Appearance(アピアランス)
WEBサイトのデザイン(レイアウト/画像)で表現する部分。
WordPressの場合、テンプレートを使うと簡単に作れます。
重要なのは、カミ合わせること。
そうしないと、『自神領域』が発動しません。
よくありがちなのが、
- 「ビジョンは大きく持たないと・・・世界平和を目指します!」
- 「文章が上手くないとダメだから、WEBライティングを学ぶ!」
- 「凄いデザインをしたいから、WEBデザインを学ぶ!」
といった感じで、「要素」だけで捉えてしまっていること。
いくら個別の「要素」を磨いても、
ちぐはぐでカミ合っていなければ、『自神領域』は発動しません。
そうすると、
【その辺によくある無難なサイト】
という印象になってしまいます。
最初の第一歩としましては、
「自分自身を見つめ直すこと」
です。
「自分が伝えたいことは何だろう?」
「自分が提供できるものは何だろう?」
「自分らしさって何だろう?」
こういった質問を、常に自分に投げかけて模索するのです。そうすれば、自然と4つの「要素」はカミ合わさってきて、『自神領域』が出来上がってきます。
あとはそれを、WEBサイトなり、店舗なりで、
表現していけばいいだけです。
是非、「あなた」ならではの『自神領域』を作って、まわりを導き、輝かせていただければ幸いです。